藝術書家 渓雪
KEISETSU — Calligraphy Artist
書とともに生きた原点
実家は書道教室を営み、母も書家という家庭に生まれ、幼い頃から書は生活の一部として存在していました。三歳で筆を持ち、小学生の頃にはすでに人へ書を教えていたといいます。
書道専門学校では全国トップレベルの環境の中で研鑽を積み、首席で卒業。その後は会社員や自営業など、さまざまな社会経験を重ねながらも、常に書と向き合い続けてきました。
渓雪の原点は、この家族と過ごした時間の中にあります。
本物に触れ、自らを磨く
書道専門学校で待っていたのは、全国から集まったトップレベルの才能たちでした。
それまで抱いていた自信は打ち砕かれ、初めて自分の現在地を知ることになります。
しかし、その経験こそが渓雪を大きく成長させました。
毎日のように特待生の先輩の部屋へを訪れ、自分の書に対して助言を求め、誰よりも真剣に学び続ける日々。
「やるからには一番を目指す。」
その信念のもと努力を重ね、卒業まで首席の座を守り続けました。
人を救う力を信じて
卒業後は書道指導者として活動する一方で、一般企業への勤務や事業経営など、多くの社会経験を積みました。
転機となったのは、ある人物から掛けられた一言。
「渓雪の書には、人を救う力がある。」
その言葉は心に深く残り、三十七歳で本格的な創作活動を開始します。
福岡や佐賀での小さな個展から始まった活動は、やがて国内外へと広がり、ニューヨークをはじめ、アメリカ、ヨーロッパ、アジア各国で作品を発表するまでになりました。
書を通して笑顔になる人々の姿を目の当たりにしたとき、渓雪はその言葉の意味を実感したといいます。


渓雪の軌跡
- RBA(英国王立美術家協会会員)を授与。
- MINERVA2017に出展。(ロンドン マルギャラリー)
- ヴェネチアの展覧会に出展(イタリア)
- ヴァーゼルの展覧会に出展(スイス)
- ラスベガスの展覧会に出展(アメリカ)
- 「Impression of Japan」展覧会に出展(マルタ共和国)
- 第5回日中現代芸術家交流展に出展(上海)
- 日欧3か国合同展に出展(東京)
- ジャパンエキスポ2018に参加(パリ)
- ジャポニズム2018グランプリ受賞(美術の杜)
- 日欧宮殿芸術祭2018に出展(ミュンヘン)
- ギャラリーオープン5周年記念個展(福岡)
- 還暦祝い展覧会(福岡アジア美術館)
- 渓雪 墨の世界 with students (福岡県立美術館)
- 渓雪 墨の世界 with students(福岡アジア美術館)開催予定
渓雪が大切にしていること
渓雪が創作活動を始めるきっかけとなったのは、
「あなたの書には、人を救う力がある。」
という一言でした。
その言葉は今も創作の原点として心に残り続けています。
作品を評価していただくことはもちろん嬉しいことですが、
何よりも大切なのは、その作品が誰かの心に寄り添い、
前を向くきっかけになること。
一枚の書が、誰かを励まし、誰かを癒し、誰かの背中を押す。
渓雪はそんな想いを込めながら、日々作品と向き合っています。